万平ホテル本館に相当するアルプス館の客室は部屋の中に部屋がある様な、不思議な間取りです。
ベッドのある区画から見たところ。カーテンと引戸で閉め切り、ベッドだけの空間を作れます。試しに一度やってみたところ保温効果ある事が判明。寒暖差もある軽井沢ならではの工夫かも。
ミニバー。ティーカップ等は小さなガラス扉つき棚に収納されており、分かりやすい
アルミ製ペットボトル入りミネラルウォーターは有料でした(高くもなかったので購入)
掛軸もある床の間の様な箇所が設けられており、照明も和洋折衷
窓からの眺め。正面玄関が見えます
万平ホテルは森の中にあるので虫さん入ってくる事もあるかも?な旨を表記したプレートも、さり気なく置かれています
居間部分から寝室を見てみます
明かり取りの小窓はバスルームのもの。真っ暗にならず、常夜灯替わりになりました。
部屋入って左手すぐの所にあるバスルーム。すりガラス付きの扉
バス、トイレ、ベイシン一体型。改装前の奈良ホテルのスタンダードルームにあった猫足バスタブ設置バスルームに似ています。笑
史料室にも置いてあったのと同じ、猫足バスタブ!見た目は良いのですが使い勝手は正直なところ、悪いです。しかし可愛いのです。
ホテルマークの刺繍入りタオル
ベイシン。バスアメニティは(残念ながら)大瓶タイプに。タイのスパブランドTHANNのもの。私は個人的にはTHANN好きですが、森の中に建つ素朴な西洋の山荘を思わせる万平ホテルの雰囲気には合っていない様な‥。
THANNはキリっとシャープな柑橘類にサンダルウッドも入っている感じのエキゾチック系な香りなんですよね。海近くのリゾートホテル、またはアジアの大都市にあるホテルにはよく似合うのですが。
万平ホテルのシンボルである
鈴蘭のイラストが描かれたミルキーバスソルトは、このホテルらしい香りとイメージで良かったですね。キャビネット上の白い袋の中はドライヤー入り
軽井沢彫の椅子と机。
ホテル予約時、備考欄に
第1希望:128号室(ジョン・レノン夫妻の部屋)
第2希望:126号室(2005年JR東日本「大人の休日倶楽部」CMで女優の吉永小百合さんが読書していた部屋というのを「クラシックホテル案内」甲斐みのり著 KKベストセラーズ刊 なる本で見知って)
‥と駄目元で書いておいた(実際に記入したのは数字のみですが)ところ、第2希望が通ります。私はそのCMを見た事ある訳でも吉永小百合さんのファンて訳でもないのですが、ホンの好奇心で‥。
後から知った、三島由紀夫のお気に入り部屋「123号室」にしておけば良かった〜と思えど後の祭り。今回は126号室の方にご縁があったということで。笑
この読書机と椅子で、吉永小百合さんの読書姿が撮影されたのだなと。
読書机の上にあったファイルを開くと、ルームサービスメニューが。
サービスのクラシックなデザインのシール類も入っており、頂いておきました。
今回お世話になった126号室。ドア上の明かり取りの小窓は、現在は使われていない様子
フロント右手の階段上って、すぐの部屋。アルプス館客室があるのは、この図のワンフロアのみです。
126号室の右となりの部屋が、ジョン・レノン夫妻お気に入り128号室でした。
改装直前のアルプス館に宿泊できて、創建時からの雰囲気を感じられたのは良かったですね。スマホ充電する為のコンセントが部屋の中に全然見当たらない等の不都合はありましたが、きっとそれらも改装後は解消されると思います。
(続)