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ひっそり復活。癌でした。

ご無沙汰です。8月27日に子宮体癌で、子宮と卵巣を丸っと切除してきました。
8泊9日の入院手術生活でした。
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↑ある日の朝ごはん。バナナ丸ごとなんて久し振り(このあと3回くらい出る)

ここ2年間ほど不正出血で、薬で出血を抑えつつ(東京の玉川学園前まで漢方の名医を尋ねて行ったのは、この為です)暮らしてきましたが、今年7月には日常生活が困難になる程の大量出血が続き、意を決して病院へ行きます。

そしてPETとかいう県下では1つだけの、MRIの凄いのみたいな画像診断機器に入ってきました。1週間ほど待ち結果は、癌が確定。

医師からは、子宮体癌かもしれないね、と言われており、ある程度覚悟は決めていましたが、それでもショックです。癌は60〜70歳代くらいからかかる可能性高いもんだと、思い込んでいたのです。
まさか46歳でなるとは。ちょっと、25年早いよ、と真っ先に思ってしまいました。

その後Twitter検索で、同じ病の 29〜50代の方々が、案外たくさんいらっしゃる事を知り驚くことになるのですが。
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↑8泊9日の入院手術生活で、一度だけ出たカレー。「肉じゃがカレー味」の様でしたが、美味しかった!

病巣は取り切り、1か月の休養期間を経た後、再発リスクが高いとの事で(他の臓器に)10月中旬から医師の勧めで、抗がん剤治療を受ける事にしました。

抗がん剤というと、これまで「海外では時代錯誤な治療法らしい?」「髪の毛が抜け落ちる」などの、曖昧な不安と偏見を個人的に抱いていました。

そんな時に「世界中の医学研究を徹底的に比較してわかった 最高のがん治療」著者の一人、大須賀氏を偶然、Twitterで知ります。9月の話です。
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氏のTwitterの書き込みからは、誠実な人柄が滲み出ていました。この方は信用出来そう。と思い、今年4月に発売されたばかりのこの本を早速アマゾンで取り寄せ。
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日本での治療の遅れ」はわずか0.4年。抗がん剤の3つの副作用ー症状と対策。以上2つの個人的に最も知りたかった事が、1患者の身にも分かりやすく明解に書かれており、腑に落ちました。

抗がん剤、受けます。と医師に伝えるとホッとした感じに。

今回受ける抗がん剤は

TC療法 6コース
21日おきに6回。来年2月頃までの予定
1回につき約5時間
週一回 採血、診断。

以上の様な内容のもの。
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Tはパクリタキセル、Cはカルボプラチンなる薬剤の組み合わせ。

CはCarboplatinと一目瞭然な綴りですが、Tは 何の略??

軽く調べてみたところ
1966年に単離成功した針葉樹タイヘイヨウ イチイ。学名(ラテン語) Taxus brevifolia  商品名 taxol

納得しました。

10月中旬、初めての抗がん剤治療を受ける為に総合病院内の「化学療法室」へ行きます。
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予約票。まずは化学療法室の真横にある採血室で血を採り、成分を1時間ほどかけて、抗がん剤が受けられる状態かどうか調べます
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↑床頭台のテレビ。イヤホン(貸出あり。これは持参品)で。

OK出たので、TC療法1コース目に入ります。ベッド6〜8台、椅子1台(あまり使われてない様子)、入口付近にトイレ。それと来客用のソファ。
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看護士さんに、ベッド後ろのコンセントからスマホ充電用の電源取る了解をもらいます
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医師が来て、点滴の針を刺します。
10時半頃から開始。この日は、夕方5時過ぎに帰宅できました。

さて、個人的に一番気になっている脱毛。どうやら施術14日目頃から なっていくらしいです。
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化学療法室にあった、ウィッグなどのパンフレット類。ネットでも、人毛から合成毛まで、お安く色々揃っていました。

この際、古代エジプト王族みたいに基本、ハゲまたは短毛の状態で、カツラのオシャレを楽しんでしまおうかな。
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とりあえず、病院内のローソンで売られていたキャップを購入。好きな色合いだったので。

子宮体癌は5年生存率70-80%位の致死率は低めな癌で、その辺りは安心しております。(油断禁物ですが)
 
普段の暮らしは特に食事制限も無く、お酒も医師からは、たしなむ程度ならOKとの事。抗がん剤の副作用で味覚障害は有りますが、夫と二人 白ワイン1本など、飲めました。

免疫力が低下するので、ナマモノを食べるのは(鮨や刺身など)避けた方が良いそう。

映画館など、人ごみのある所には行かない方がよい。アレ、これってひょっとして、ソーシャルディスタンス?

抗がん剤治療中は、コロナの対処法と被るものが偶然にも多いです。海外への旅行は、今は世界中が鎖国状態。焦らず治療に専念できるというものです(笑) 国内旅行は、体調次第でしょうか。

そんな訳で、ご報告でした!

当ブログは引き続き継続致しますので、これからも宜しくお願いします。




Commented at 2020-10-23 13:24
ブログの持ち主だけに見える非公開コメントです。
Commented by schnee_yuki88 at 2020-10-23 17:25
> 鍵コメさん
ブログ書けるまでに、回復しました(笑)なるほど、今そんなご事情 お有りなのですね‥。

北斗晶さん、お名前程度しか存じ上げなかったのですが、そんな事があったのですね。近い内に ブログ読んでみようと思います。

しばらくは「旅好きによるガンとの共存日記」に、なると思います。今後とも宜しくお願い致します。
Commented by sora-min at 2020-10-23 20:02
Yukiさん、おかえりなさい!お待ちしていました。
朝、出勤前にブログを拝見させていただき、家に帰ってからもう一度
じっくり読みました。
治療に対する考え方や、治療法をご自分でしっかり調べて納得して進まれる姿が
今までのブログで私がイメージするYukiさんそのままで尊敬しました。
私はなーこと一緒に、Yukiさんがホッと一息つけるブログを目標に
更新して応援していきますね。
カレーはビーフカレーだったのですね。
たしかに肉じゃがっぽいけど、ザ・ジャパニーズ・カレーといったかんじで
妙においしそうです(^^♪
こういうカレー好きなんですよね~。
Commented by schnee_yuki88 at 2020-10-23 20:48
> sora-minさん
ただいまですー。やっとブログ書けるまでに回復しました。尊敬するだなんてそんな、、でも嬉しいです、ありがとうございます。

sora-minさんの、なーこたんとスイーツブログには癒されております♪ 抗がん剤治療は ゆ〜っくり体に巡らせるもので、時間がタップリある割には身動きとれず 片手不自由で本も読みにくくて。TVも苦手な身には sora-minさんの様な更新頻度の高いブログは、楽しい読み物です〜。

このビーフカレーは、日々味気ない(でも栄養バランスはいい)入院食が続く中で、運ばれて来た時に燦然と輝いて見えました‥!強制的に規則正しい食生活になったお陰で、何しても減らなかった体重が8泊9日で3kg減。これだけは嬉しかったです。
Commented by tabi-to-ryokou at 2020-10-23 23:58
こんばんは
驚きました。でも大丈夫です。
現代は治療法も進んでるし、正確な情報も沢山ありますから。
私は、胃に見つかりましたが、胃の3分の2と、胆嚢を切り取って、
手術後、20年以上も生きています。
他にも、心臓の手術を4回もしてますが、その間にも世界遺産を訪ねる
旅をしてるし、明日からはケニアで3週間、サファリの予定です。
yukiさんは、客観的に自分を見つめ、病気にも冷静に対応できる女性に
見えますから、このような試練も乗り越えられると思います。
気を強く持って、元気に打ち勝って下さいね。
影ながら応援しています。
Commented by schnee_yuki88 at 2020-10-24 06:34
> tabi-to-ryokouさん
ありがとうございます。そんなにも多くの手術をご経験されたのですね。それでも今お元気でいらっしゃる、素晴らしいです。励みになります。

ついに今日コロナ下での海外旅行にチャレンジされるのですね。それを拝見して、出発前なんとか旅プラスさんにも、このブログを読んでほしいなあと間に合わせる為にも書きました。

生き延びて、世界が普通の人でも旅行できるまでに回復するのを待ちます。
よい旅を!
Commented by Pockie_totoro3 at 2020-10-24 09:30
お帰りなさい😃💓🌃 無事元気になれて良かったですね。友人のがん治療をいろいろ聞いているので、メンテ治療が大変とは聞いています。めげないで頑張って下さいね。体調のよいときにプチトリップでも❗️
Commented by schnee_yuki88 at 2020-10-24 10:17
> Pockie_totoro3さん
ただいまです。ブログ書けるまでに回復しましたー。そうなんですよ、切除したは良いけど、その後のメンテが長く大変みたいで‥。体調次第で、近場国内プチトリップなど、したいと思います(^^)
Commented by fitnessfreak at 2020-10-24 17:22 x
私みたいな、そのキャリアーの最終盤にいる普通の老医から見ても、分野は違うとは言え、患者さんの予後は昔に比べればかなり良くなっています。その違いは何かと言うと、外科手術の進歩ではなくて、今はきちんと術後の補助化学療法をやっているからなんだと思います。婦人科のTC6サイクル、ちょっとキツイと思いますが、今は副作用予防用の薬も色々と出ていますので、無事に完遂されることをお祈りしています。Day14〜20の間は副作用も落ち着く時期ですので、プチトリップも十分可能かと思われます。
Commented by schnee_yuki88 at 2020-10-24 18:39
> fitnessfreakさん
癌はまだ20年ほど先の他人事だと心の奥で思っていて、何やら専門用語?も沢山あって(化学療法も何の事やらで‥点滴だという事も知りませんでした^^;)まさか40代でも‥なるものなんですね。術後の補助化学療法も「抗がん剤」という何やら恐ろしげな、治療中に人を死に至らしめて海外ではもう使われなくなっている代物らしいと、偏見を抱いておりました。今は副作用予防の薬も色々出ているとのこと、いざ加療に入ってみて実感しております。投与当初は日々移り変わる副作用(関節痛、味覚異常、便秘など)にビックリしましたが、落ち着く時期もあるのですね。何とか、完遂しようと思います。
Commented by fitnessfreak at 2020-10-24 22:20 x
自分の分野では40代で化学療法は珍しくありません。後期高齢者(75才以上)でも結構しています。さすが80代になると内分泌療法などの受け入れやすい治療を選択することが多いです。パクリタキセルは末梢神経障害(しびれ)が後を引くので、いつも患者さんに謝ってます。気にしていない医者も多いと思いますが、副作用が残る、ないし遷延するのは私は申し訳ないと思っています。しかし、どうしようもないところもあります。因果な仕事です😰。
Commented by schnee_yuki88 at 2020-10-24 22:59
> fitnessfreakさん
なるほどです‥Drサイドのお考えを、率直にお知らせ下さり、ありがとうございます。TC1クール12日目で、まだしびれの様なものは実感してないのですが(鈍くて自覚してないのかも、、)覚悟しておきます。個人的には、脱毛が一番ハードル高いです~^^;;
Commented by takeshi_kanazaw at 2020-10-26 15:53
貴女は強いね・・・。
きっと上手くいくような気がします。
ブログを続けて読みますね。
Commented by schnee_yuki88 at 2020-10-26 16:54
> takeshi_kanazawさん
ありがとうございます。ブログ閉じてしまおうかと悩みましたが、継続させることにしました!時々更新になりますが、宜しくお願いします。
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by schnee_yuki88 | 2020-10-23 07:30 | ご挨拶 | Comments(14)

関空ベースに国内と海外、ちょっと大人旅を綴ります。ホテル、レトロ建築、プール、旅客機、乗り鉄、船。カクテル、ワイン筆頭に酒類愛好。細麺と猫好き


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