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ホテル愛好家と七夕エレクトーン・ミュージカルコンサート

2019.7.7(日)「喜怒哀楽」なるホテルとレストランレビューに美しい多数の画像も共に掲載している、個人サイトとブログを偶然見つけたのは約10年程前。サイト主はエレクトーン演奏家、神田将(ゆき)さん。

神田将さんは、ホテル愛好家の端(はし)くれな身としてリスペクトする心の師匠。その師匠の本業エレクトーンによる全13ミュージカル曲120分コンサートを大阪は茨木市まで聴きに行きました。
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↑コンサート告知チラシ

初めて「喜怒哀楽」HPを見た時は「プロ級のホテル素敵画像が沢山。辛口ながら的確な評価をする凄いサイト!主宰者さんのご本業は、エレクトーン演奏家?生では聴いたこと無いなぁ。いずれ聴きに行ってみたい」と思いつつ、思い切ってブログへ時々、コメント書き込み。

そして2011年10月始め頃にブログで「シンガポールのベルジャヤ・ダクストンホテル(当時。2019年7月現在シックスセンシズ・ダクストン。全面改装済)にてディナー付サロン・コンサートを開催します」という告知を見かけます。ベルジャヤ・ダクストンホテルは昔ながらの建物、ショップハウスを活用した一度泊まってみたいと思っていたホテル。会場も素敵だし、神田将さんの演奏も初めて生で聴ける絶好のチャンス。これは行かねば!と一念発起。

シンガポールなら土地勘もあるし一人旅でも行けると踏み、夫からも何とかOK取り付けて、航空券とホテルをネットでササっと個人手配。単身"初・追っかけ"旅を敢行。この時のお陰もあってか、神田将さんの方からも「喜怒哀楽」経由でシンガポールでのサロン・コンサートに来た人。として認知された様です。

この後も時々、自身の都合が合った時に東京や仙台、地元の和歌山でも開催されたコンサートへ。夫や友人達も誘ったりして、毎回は無理でも「ご新規」さんを増やす地道な活動を継続。

2017年2月、長年の夢だったイースタン&オリエント急行の旅を実行した事をキッカケに、ホテル愛も強めに押し出した旅行ブログを勢いで開設。
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↑イースタン&オリエント急行個室。ソファは夜になると部屋付き専属スタッフさんの手によりツインベッドに変身
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↑イースタン&オリエント急行内の売店

神田さんと女性ピアニスト共演による和歌山コンサート開演前、このオリエント急行売店で購入したお土産と共に当ブログのアドレス等を記載した個人名刺を同封し「楽屋へ差入れとしてお渡し願います」と受付の方に託しました。
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↑2017.4.30(日)和歌山市民会館。夫と、大学の先輩・後輩さんと私の総勢4名でコンサートへ。
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↑イースタン&オリエント急行内売店での購入土産に添えた絵葉書

その後、あなたのブログ読んでいますよ。と嬉しいご連絡を頂き、ありがたい事にFacebook、Twitterでも直接交流できる様に。(私はInstagramは未登録)

「喜怒哀楽」は1992-2011年迄の運営で東京の高級ホテルレポを中心に約2000件ものホテル&レストランレビューが読める、アーカイブとしても大変読み応えあるサイト。2019年現在ホテルとグルメ画像はInstagram投稿がメイン。ブログ記事の方は演奏活動の内容が中心です。

ホテル&レストラン 喜怒哀楽
http://www.yksonic.com/kidoairaku.html
(サイト紹介許可は神田将さんご自身から頂いております)

話は冒頭に戻りますが、神田将さんと門下生・菊池玲那さん、元劇団四季・在籍12年、約2500ステージ踏んだベテランシンガー松本昌子さん3名による七夕コンサートが大阪は茨木市で開催されるとの事で大阪1泊、宿は久し振りの阪急インターナショナルを選定。今回ここにした理由は後日記事で詳述予定です。
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↑ホテル阪急インターナショナルは「ちゃやまちアプローズ」という複合施設の一角。この時はミュージカル「レ・ミゼラブル」上演中、時に宝塚歌劇団の出張公演なども上演される中規模ホール『梅田芸術劇場』最寄り側エントランス。常に観劇客で賑わう華やぎある場所。
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↑ちゃやまち(茶屋町)アプローズ外観。そびえ立つタワー部分がホテル客室

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↑ワーグナーやラフマニノフの大曲など1台のエレクトーンでオーケストラ級、音の瞬発力ではオーケストラ以上に壮大かつ華麗な音楽を奏でる神田将さんは「オペラ座の怪人」などミュージカル曲もお手の物。今回は全13ミュージカル曲120分コンサート、珍しくクラシック曲は無し。アンコールは七夕という事で「星に願いを」でした。

百聞は一見、ならぬ一聴に如かず。神田将さんの神技的演奏はyoutubeで聴けます。

オペラ座の怪人/アンドリュー・ロイド・ウェーバー
神田将リサイタル2009
2009/4/11
日本大学カザルスホール

↑2009年の動画ですが2019年七夕コンサート第2部冒頭でも演奏「オペラ座の怪人〜オーバチュア」鍛え抜いた指先と縦横無尽に動く脚から繰り出される、荘厳かつ煌びやかな圧巻の音色で一気に聴衆を引き込みます。

昨年はキッチリと丁寧にエレクトーン演奏していた印象のある神田さん門下生、菊池玲那さん2019年七夕の演奏は師匠・神田さん曰く「好きにやらせています」との言葉通りに、伸びやかさと奔放さが加わり音色に豊かさを感じられました。

元劇団四季のベテランシンガー松本昌子さんは、その朗(ほが)らかな人柄が会場中を笑い声で満たす楽しいトークと歌声にもよく表れていて、好感度大。長年の舞台経験に裏打ちされた厚みと透明感ある圧倒的な声量に聴き惚れます。
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↑中でもコンサート第1部最終曲「サウンドオブミュージック・メドレー」は出色。4オクターブ歌えたというジュリー・アンドリュースの明るく張りある歌声に全く遜色無く、最前列・生で聴けた事と神田将さんの余裕と深みのある演奏も相まって、いやそれ以上ではないかと感嘆。

私事ながら「サウンドオブミュージック」は私が生まれて初めて観た「洋画」。38年前当時に住んでいたシンガポールで、普段は映画を殆ど観ない母に連れられ2階席もある大型映画館で訳も分からず鑑賞。もちろん日本語字幕は無かったですが、全編で歌われる美しいメロディを持つ歌曲の数々に子供ながら心揺さぶられたものです。

そしてシンガポールの次に暮らしたタイ・バンコクの日本人学校にて、中学生時の男性音楽教師が実に変わった(=個性的?)教育スタイル。リコーダーほぼ放置で、クラシック・ギターを20〜30本ほど音楽室に常備、お手製プリントなど活用して生徒全員にギター指導。

そして皆に課した音楽のテストが、映画「サウンドオブミュージック」作中でトラップ大佐がするのと同様に、ギター弾きつつ「エーデルワイス」を歌う(しかも英語歌詞の暗譜)という課題だったのです!!

当時は大変な思いしましたが、ギター演奏は今やサッパリなものの未だに「エーデルワイス」を英語歌詞で何も見ずに歌える。という(何の役にも立たない)特技は身に付き、今や面白い思い出になっています。

‥思い出語りが長くなりました。シンガポールの大型映画館の様子に、中学生時に四苦八苦しながらギター弾きとエーデルワイスを覚えた事などを一気に思い出しつつ聴けて、感慨で一杯に。
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↑チケットは例年、珍しいカード型。
今で言うところの「推し」布教活動(笑)一環として一人でも多くの方に神田将さんのエレクトーン演奏の凄さを知ってもらうべく、Facebookで交流のある、今年やっと都合の合った茨木市在住の素敵母娘さん御二方を誘い3人で参加。

「エレクトーンの生演奏コンサート聴くのは初めて。いや凄かった〜、まさか地元でこんなコンサートあるなんて」と感激してもらえて、私も嬉しいです。

コンサート後、神田さんは観客への挨拶でホワイエに来られている事があるものの、この日は直後でのお出ましは無いご様子。(少し待てば直に挨拶できたと後で判明)

こらえ性が無い私は直ぐにホールを出て、コンサート開始前に母娘さん方から「自宅へどうぞお茶に」と誘われていた事もあり徒歩10分程の瀟洒な邸宅へお邪魔。お土産交換などしつつコンサート感想を皆で語り合えて、楽しいひとときでした。来年は直ぐに帰らず、神田さんのお出ましを待ち、皆で記念撮影しようと思います(笑)
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↑行きは梅田駅から阪急京都線に乗り、会場により近い阪急茨木市駅で下車。帰りは茨木在住マダムの案内でJR茨木駅へ。改装したばかりとの事でピカピカな新しい駅舎です。新大阪駅、大阪駅へ乗り換え無し20分以内で着ける便利な路線。
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↑阪急インターナショナル・ロビーにある季節のディスプレイは、七夕につき笹の葉飾り。宝塚歌劇団イメージカラー「すみれ」色の短冊。このホテルらしい特色が表現されています。

(阪急インターナショナル宿泊記に続く)

Commented by tabi-to-ryokou at 2019-07-13 19:02
こんにちは
どんなホテル愛好家で、どんな演奏家なんだろうと、HPを訪ねてみました。
どちらも凄い方ですね。
特にご本人が宿泊したホテルの情報は、量も、質も素晴らしいと思ったので、
ブックマークして、今後の参考にさせていただきます。
今回のサンライズの旅もそうですが、2011年10月のシンガポールへの
旅は、いい想い出になったでしょうね。
持論ですが、旅への情熱と行動力は、人生を豊かにすると思います。
Commented by schnee_yuki88 at 2019-07-14 00:15
> tabi-to-ryokouさん
こんにちは。「旅への情熱と行動力は、人生を豊かにする」全くもって、その通りと実感します。そしてそれは「健康」あってこそ、と歳を重ねる事に体感しますね‥無茶し過ぎず今後も着実に、夢を実現していこうと思います。

神田将さん、元からホテル・レストランで過ごす事がお好きで演奏旅行を続ける内に(まるでモーツァルトの様に?)旅も仕事の一部になり、アーティストならではの美意識も活かした絵の様なホテル画像を撮られるのですよね。カメラの名手、旅プラスさんがブックマークして下さったとは紹介した身としても嬉しいです。

2011年10月のシンガポール旅、サロンコンサート会場になったホテルは建物は健在なものの現在すっかり様変わりしたそうで、旅には「行きどき」が有るなぁと思います。
Commented by fitnessfreak at 2019-07-14 20:09 x
東京在住ですが、HROのラウンジからコメントさせていただきます(笑)。
神田さんの「喜怒哀楽」は辛口?のホテルブログとして愛読させていただいておりました。ご本人も当然意識されていたのでしょうが、ホテルのグレード、ないしレートからすると、そこまで求めるのはちょっと酷かな感じるクレームも少なからずあり、ご本人がそのために気分を害しているのでは感じたこともありました。
アコモを選ぶ際に、良い評価ばかりを見るのではなくて、ネガティブな評価を見るとそこに真の評価が隠されていることがあると私が悟ったのは「喜怒哀楽」の影響もあったな〜とこの記事を見ながら思い出しました。
Commented by schnee_yuki88 at 2019-07-15 00:24
> fitnessfreakさん
此方までのお越し、ありがとうございます!HROラウンジですか、G20で日本代表団が貸し切ったお宿ですね♪ そちらのBARのショートカクテルは世界標準の大型サイズで、飲み応えあって好きです。笑

「喜怒哀楽」やはりご存知でしたか、現在ホテル関係の投稿は専らInstagramに時々アップされるだけになりましたが、神田さん曰く「喜怒哀楽」はお陰様で今でも時折話題にされるので、作っておいて良かったですよ、との事でした。

良い評価ばかりを見るのではなく、ネガティブな評価を見るとそこに真の評価が隠されている‥確かに仰る通りですね。自腹ではなかったりタイアップ記事だったりすると、踏み込んだ評価を見る事は出来無いので、完全に個人の趣味で書かれていると思われるホテル愛好家の方のサイトはアコモ選定の際、大いに参考になります。
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by schnee_yuki88 | 2019-07-13 07:50 | 音楽/美術 | Comments(4)

関空ベースに国内と海外、ちょっと大人旅を綴ります。ホテル、レトロ建築、プール、旅客機、乗り鉄、船。カクテル、ワイン筆頭に酒類愛好。細麺と猫好き


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