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イースタン&オリエント急行5 国境越え

2017.2.10(金)ラッフルズホテルには出入口が2つあり冊子型チケット英語原本の方では正面から、日本語案内の方ではノース・ブリッジロード側(裏側)とあり一応正面に行くと、ドアマンがイースタン&オリエント急行ゲストはノースブリッジ側に行って下さいと言うので、そのまま車を回してもらうとE&Oの垂れ幕が掲げてありイメージカラー深緑色ポロシャツを着たスタッフ達がワラワラと一斉に来て荷物を引き取りに。スルーラゲッジ(貨物車行き・乗車中の取出不可)としてスーツケース2個、キャビンラゲッジ(客室行き)はボストンバッグ4個託しました。

責任者らしき緑のスーツを着た人に連れられ控え室へ。以前ラッフルズ宿泊した時にディナー利用した、ロングバー真横のロングバー・ステーキハウスがE&O乗客控え室になっていました。入口で冊子型チケットとパスポートを提示しチェックイン。タイの出入国カードも渡されます。何やら早口でタイ到着後の行先と交通手段を尋ねられ、事前予約していたタイ現地発ツアー催行会社の車チャーターのバウチャーを見せ、タイ到着後のホテルはノボテル・スワンナプーム(エアポートホテル)と伝えます。カウンターのスタッフはバウチャーにあった催行会社の連絡先電話番号を控えていました。(大幅遅延した場合に備えてと思われます)次いで隣のカウンターで食堂車での着席時間を尋ねられます。2回転制との事で

1st Sitting 18:45〜
2nd Sitting 21:15〜

欧米人の様に21時以降のディナー時間には慣れていないので、1stを選択。この選択は下車する迄の固定です。

13時半にピックアップのバスが来るのでそれまでお待ち下さいと言われこのホテル発祥の有名カクテル、シンガポールスリングをサービスされました。(他にソフトドリンクも選択可)カナッペなどフィンガーフードの載ったビュッフェも用意。

渡されたタイの出入国カード(入国・出国どちらも要記入)を書きつつ、どんどん増えてくる他のゲストを少々観察。想定通り大半がリタイア組とおぼしき欧米人シニア夫婦。同胞(日本人または他の国の東洋人)はいないのだろうかと少々心細くなっていると、添乗員同行の大手旅行社ツアー日本人客の方々が数名合流したので安堵しました。

係員からの案内は特にありませんでしたが13時半近くに皆なんとなくノースブリッジ出入口へ向かいます。国境駅ウッドランズに連れて行ってくれるバスが待っており、英語ガイドさんのシンガポール歴史ダイジェストなどを聞きつつ約40分程で国境、ウッドランズ・チェックポイントに到着。

余談ながら1993年に運行開始したイースタン&オリエント急行のシンガポール出発駅は、以前は2011年6月30日に閉鎖されたタンジョン・パガー駅(シンガポール駅、またはケッペル・ロード駅とも)でした。風格のある美しい駅舎で、本当はその駅から出発したかったのですが時代の流れには逆らえません。(2017年2月現在、旧タンジョン・パガー駅は駅舎保存中)

バスに同乗していたガイドさんに先導され、まずはシンガポール検問所に向かいます。この時に必須な書類はチャンギ空港で渡された出入国カードの半券。簡単な手荷物X線検査もありました。ここでガイドさんとは別れ、緊張しつつ徒歩で引き続きマレーシア検問所へ。(1つの建物の中にシンガポールとマレーシアの検問所が入っています)シンガポール側よりもフレンドリーな対応だったマレーシアの出入国審査官からパスポートに判子押されると、いよいよイースタン&オリエント急行が見えてきました。写真撮りたくとも国境という事で、車両外観は乗車時に撮影不可なのが残念。

Welcome aboard!と高らかに呼びかけるE&Oスタッフ達に歓待され、いよいよ乗車。チケットに書かれたキャビン番号を探します。指定されたキャビン(客室)に入り3日間お世話してくれるタイ人スチュワードさんの挨拶を受け見渡してみると、二段ベッド客室プルマン・キャビンを予約していた筈が、どうも広い?プルマンよりお高い、ツインベッド客室ステート・キャビンなのです。スチュワードさんに私達はプルマンを予約しているのだがと伝えると、予約時点からシャンパンも注文して下さっておりましたし、サービスでアップグレードしましたと。夫は体験済ですが私は日本の寝台車二段ベッド経験が無く、是非今回は二段ベッドの上段で寝てみたかったのですが、夫から、それはいずれベニス・シンプロン・オリエント急行の方で体験すればいいじゃないかと(そちらは二段ベッド客室のみ)の事で、ありがたく好意を受けました。

予約していたシャンパンは、最も好きな銘柄ルイ・ロデレール。オリエント急行オリジナルシャンパンがあるらしいと本で読み、それを内心期待していたのですが現在は存在しない模様(ベニス・シンプロンでは健在??)、ちょっと残念でしたがルイ・ロデレールならば嬉しいです。特に放送も無く、おもむろにイースタン・オリエント急行はガッシャンとゆっくり発車しました。
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Commented by SILVER KRIS at 2017-02-22 22:56 x
タンジョン・パガー駅廃止後は、ラッフルズホテルでチェックインですか。その後はバスでウッドランズまで送迎、かなり変わりましたね。
ウッドランズ・チェックポイントの係員は、出入国審査官で、税関職員じゃありません。税関職員がパスポートにハンコを押すことはないです。
プルマン・キャビンを予約が、ステート・キャビンにアップグレードですか。それはラッキーですね。
現在の出発時刻は、何時なんですか?
Commented by schnee_yuki88 at 2017-02-22 23:26
> SILVER KRISさん
今回のチェックイン3日後(2017年2月13日)から2018年未明までラッフルズホテルは、また大改装に伴う営業休止(ギフトショップなど一部店舗は営業?)だそうです。以前はリージェントホテルでのチェックインもあったらしく、今後しばらくは、またリージェントかな?と思っております。ウッドランズ係員の肩書へのご指摘ありがとうございます、書き直しておきますね。アップグレードには本当に驚きました、予約時にも散々どちらにしようか迷ったのですが。現在の出発時刻は15:00です。その為、乗車後のランチは経費削減の側面もあるのか、無くなった様子です。
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by schnee_yuki88 | 2017-02-18 15:07 | E&オリエント急行 2017 | Comments(2)

関空ベースに国内と海外、ちょっと大人旅を綴ります。ホテル、レトロ建築、プール、旅客機、乗り鉄、船。カクテル、ワイン筆頭に酒類愛好。細麺と猫好き


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