2023.6.15(木)今回シンガポールで2泊したグッドウッド・パークホテルは1900年ドイツ人の社交クラブとして建てられ、その後1929年ホテルとして創業。
ライン川沿いの古城をイメージした様な外観です。このホテルで最も広く大きく部屋というより邸宅の様な、現在ローズマリー・スイートなる名前の一角あるのですが、そこは以前ブルネイ・スイートという名でブルネイ王室所有だった事も。現在は結婚式とかで主に使われている様子。
1942年には大日本帝国海軍が「海軍水交社」なる名称に改め海軍高官の事務所兼宿泊施設として3年ほど利用していたそう。運営は帝国ホテル(wikipediaより)。2016年頃だったか、このホテルのゴードン・グリルで食事した際に帝国ホテルから研修に来て勤務しているという日本人女性スタッフさんに出会いました。帝国ホテルとの縁は、まだ続いている??高名なラッフルズホテルも、かつて「昭南旅館」なる名称の頃が数年ありましたね。

ホテル歴史を紹介するコーナーがひっそりと。海軍水交社の件はさりげなく消されている様です(私も今回、改めてこのホテルの事を少々調べ初めて知りました)。ここはあまりヘリテージ・ホテルであると前面に押し出しておらず、程々なユルさがスタッフさんの接客や館内全体の雰囲気として漂っており、そんな気負いの無い所も好きですね。
約40年前シンガポールに暮らしていた当時このホテル内のケーキなど売られているデリと、ホテル直営ではありませんがテナントとして入っている日本料理店「しま」(1980年創業。2023年の今も健在)に、両親に連れられ時々来ていました。成人して後も何度か宿泊しているシンガポールでの定宿の一つです。

ホテル直営店リスト。
上から2段目「THE DELI」

テナント飲食店リスト、上から2段目
「しま」最下段、タイ料理店が入ってる。今回は行けそうにないけど次回あたり行きたいなぁ。

今回の
部屋はプールサイド・スイート。2021年改装済。48-55㎡。上記2画像はホテル公式から。続いて自前の画像を。
天井にはシーリングファン

ベッドはハリウッドツインタイプ。硬めで寝やすかったですね。

コンセント類はBFタイプとAタイプのコネクタ。変換プラグを各種、持参していたので大丈夫でした。

昔の商店の写真かな。巨大な電話サイズで何となく分かります。

旅友マイキーはベッドボードに。


頑丈な荷物置き。これはありがたい。

冷蔵庫は空。撮り忘れましたが水は1日2本サービス、TWGのお茶数種とネスプレッソありました。
バスルームとトイレ。使いやすいステップ付きとはいえ可動式シャワーのみ。
洗い場式バスルームが好きとはいえ実は私はあまり、バスタブの有無にこだわり無いです。固定式シャワーは苦手かな。ですが夫はバスタブ欲しい派の為、ちょっとショックの様でしたけど何とか納得してくれました。

バスアメニティはエキゾチックな香りのするエトロ。色もカラフルですね。


この部屋の特徴として、直接メインプールへ出入り自由。いま空いてる〜混んでる。等すぐに分かり人の少ない間隙突いてプールに即、入りに行ったり五月蝿くなったから部屋に少々引っ込んだり出来る自由度の高さで気に入っております。
セキュリティなど気にする方には無理ですが、どのみちホテル客室はマスターキー等で出入り可能なので、貴重品などは目につく所に置かずセイフティボックスにしまっておく等(まぁアレも完璧ではないですが)しておけば良いかと。


水深2m近くある、大好きな深いプール。全身すっぽり水に包まれる感じが堪らないのです。新しいホテルで、この深いプールのある所は多分殆ど無いですね。
今回グッドウッドパークホテルの歴史を調べて分かった事として、シンガポールのホテルでは、ここが初めてスイミング・プールを設置したホテルなのだそう。
ホテルとしては上記のプールを「メインプール」としていますが、このホテルには私の本命とも言える、もう一つの美しいプールがあります。

メイフェア・プール。

椰子の木がよく繁っています。植物の大きさと繁りっぷりは、歴史のあるホテルならでは。

そしてこのプールも段々深くなるタイプ。笑
よく鍛えられた数少ないお子様しか深い所まで侵食できないので、朝の数時間を除き基本的に静かなエリアでもあります。本当はこのメイフェア・プールに直に出られる「DXプールサイド」ルームなる部屋が良くて、ですがホテル公式はじめどのサイトからも予約が出来ず、ホテルとメールで事前交渉。「貴方が予約しているメイフェア・ルームから、有償アップで対応できる」「OK、払います」て話はついている筈だったんですが‥。

(ロビーエリアからメインプールを見たところ。プール丸見えで少々落ち着かない)
いざホテルに着いてみると、メイフェアプールに直接出られる「DXプールサイド」は、しばらく専有してるゲストが数家族いて出せないと。有償で2泊1万円プラスになるけど、プールサイド・スイートはどうかと提案。実は何年か前にも似た様な事あり、メインプールの方に直に出られるスイートルームに(その時は無償でしたが)なった事が。
エレベーター嫌いの身な為、できるだけエレベーター使わずに、自室に帰れる部屋が良い。メインプールの方に直に出られるそのスイートは知っている部屋で、メイフェアプールの方にもちょっと歩けば行けるし。まぁいっか!と決裁。
夜の1F廊下

2014年11月7日に滞在した時に入った、ライトアップされている美しいナイトプールに再び入りたかったのですが‥

来てみれば、水中ライトアップは今していない様子。なぁんだ、ナイトプール入れないや。とガッカリしてしまい、メインプールの方のライトアップ・チェックを忘れちゃいました。
でもまぁこれで、こちらのプールに面したDXプールサイドの部屋が取れなかった諦めもつきましたね‥。
シンガポールのちょっと大きな雀さんの様な野鳥、八哥鳥(ハッカチョウ)。メインプールに毎朝、遊びに来ていましたね。