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2月10日は2024年旧暦の元日。あけましておめでとうございます。
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この様な新年の挨拶を引っ込めざるを得ない事態に先の1月は新暦正月の元旦から能登地震に続き航空機事故も起こり、意気消沈していました。地震、航空機事故どちらも明日は我が身⁈です。

そんな1月でしたが、年末年始は毎年恒例リーガロイヤル大阪で過ごした後に2回こちらのホテルにも世話になりました。久し振りの新阪急ホテル。25-30年程前に関東住民だった頃たまに大阪滞在する事あり、当時何度か宿泊利用し近年も数回利用しています。

阪急梅田駅・地下鉄御堂筋線直結、JR大阪駅徒歩すぐ、伊丹・関空バス発着。ダンジョンと言われる大阪梅田駅界隈で立地最高と言っていいホテルです。

阪急阪神第一ホテルグループ公式サイトで『大阪・梅田地区の発展の歴史の中で、一部の特権階級向けのホテルではなく、ビジネスマンが利用しやすいホテルとして1964(昭和39年)8月に開業』と紹介されています。
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↑ロビーエリア。以前はカフェラウンジでした。新阪急ホテルは、残念ながら2025年1月4日に営業終了する事が2023年10月31日に公式発表されています。

地元の駅から大阪へ出る時に乗る、特急くろしお号が2023年3月18日からJR大阪駅に新しく出来た地下ホームに停まる様になりました。ですが「分かりにくい」「迷う」と悪評ばかり耳にして利用を敬遠。でも今回は余裕もって時間を取り、攻略に挑戦です。

できたてホヤホヤの新しい、くろしお号(関空に行く「はるか」等も停まります)の停まるJR大阪駅地下は広く綺麗なトイレも整備され座る所も多い快適な場所でした。確かに初見では分かりにくいけど、一度覚えると使いやすいですね。
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事前登録が必要らしい顔認証改札(誰も利用せず)を見物
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改札出て左手にある「パンダくろしお号」の顔はめ看板
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なるほどインターコンチネンタル・ホテル等が入るツインタワー複合ビル、グランフロントの地下エリアに出る訳ですね。この辺りは「うめきたエリア」と呼ぶそうです
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地下駅ホームからJR大阪駅の地上エリアに出て
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JR大阪駅ビルのルクアなどがある階まで来ました。まっすぐ行った先に新阪急ホテルが見えます。画像左手、ヨドバシカメラの斜め前
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阪急梅田駅まで続いている歩道橋から新阪急ホテル全景が見えます
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新阪急ホテルから出ている伊丹空港と関空行きバス。交通系ICカード持っていればすぐ乗れて便利。私も何度か利用している乗り場です
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バス乗場から数歩先でホテル入口
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シングルで予約していたところ無料でセミダブルにアップグレードしてもらえました。年会費無料すぐ入会できる阪急阪神ホテルズ会員ですと公式サイトからの予約は13時チェックイン・15時チェックアウト可能。通常予約では15時イン11時アウト、2000〜3000円ほど高くなるので公式サイトからの予約が最もお得かな
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水はサービス、冷蔵庫は空
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置き時計タイプの目覚ましは使いやすくて好きです。連続秒針でコチコチ音も気になりません
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この窪みはコンセントも付いており、スマホも置ける幅でした。マイキーも安定
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壁掛け式テレビ
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阪急阪神ホテルズなので「宝塚スカイステージ」が一日中(放送時間は朝7時〜深夜2-3時頃)無課金で視聴可。無料パンフレットには月間番組表も掲載、いま何が放送されているのか一目瞭然
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可燃・不燃別のゴミ箱
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バスルーム。ロビー階で歯ブラシ等は取ってくる必要ありましたがボディタオルだけは部屋に始めから置いてありました

今回の主目的は、かつて美しいホテル画像の数々と鋭い切り口の批評でホテル愛好家達に知られたサイト『喜怒哀楽』を運営し本業は凄腕エレクトーン演奏家の神田 将(かんだ ゆき)さん出演のライブが、ビルボード大阪で開催される為。今で言う"推し活"ですね。笑

『喜怒哀楽』は1992〜2011年迄の運営。現在でも見る事は可能なので、ご興味ある方は是非。私は過去なにかホテル情報検索している時に偶然、このサイトに辿り着きました↓

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ビルボード大阪は気になっていたホールなれど、今まで来る機会ありませんでした。今回が初です
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神田さんはクラシックとミュージカル音楽を主に得意とされる方。そんな神田さんの演奏に惚れ込んだ、藝大出身の同級生同士でオペラ歌手の今井俊輔さんとミュージカル俳優の中井智彦さんによるコンサート。

昼と夜の2回開催。半分くらい曲が違うとの事で気になってつい、昼夜どちらも鑑賞する事に。同じ舞台を昼と夜続けて鑑賞する行為は"マチソワ"(マチネ・ソワレ)と昨今言うみたいですね。

昼の部から。
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いつもは可能な限り前の席を取る所、今回は同行の筈だった友人2人の都合つかず1人参加。ビルボード前部席は相席になり少々気まずいかなと思い、後ろにあるバーカウンター近く1人でも座りやすいカジュアル席を敢えて選定。
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SNSで交流のある神田さんに、今日は◯番の席から鑑賞しますと事前メッセージ送っておりました。着席すると、ススっと神田さんの一番弟子なRさんが席まで来て、神田さんから一杯おごりますので好きなメニュー選んで下さいとの嬉しい申し出。グラスシャンパン頂きます!
 
コンサートはおもむろに登場し突如始まった神田さん独奏で幕開け。続いて中井智彦さんによる「ラ・マンチャの男」で軽快かつ勇壮なミュージカルナンバーが歌われ、そして今井俊輔さんによるオペラ曲カルメンから晴れやかな「闘牛士の歌」!

いつもは曲の解説・背景や演奏時の裏話など軽やかに聞かせてくれる神田さんトーク挟まれる所ですが今回それは封印。今井さん中井さんコンビによるコントの様な掛け合いが、歌の合間に挟まれ会場を沸かせます。(神田さん談:今回の主役はお二人だからね、との事。分かっていても神田さんのトークも聞きたかったなと)

今回のテーマ「Crossover」クロスオーバー。wikiによると「ジャンルの垣根を乗り越えて音楽性を融合させるスタイル」

藝大の同級生なれども卒業後はクラシック、ミュージカルそれぞれ違うジャンルに進んだお二人。何年間か交流にブランクあったとか。現在オペラ歌手の今井さんは以前、演出家の浅利慶太氏に声を掛けられミュージカル「オペラ座の怪人」ファントム役で出演された事もあるそう。その稽古場でラウル役の中井さんと再会!そんな偶然あるのですね。

「オペラ座の怪人」は私が最も愛好するミュージカル。ダーク・ファンタジー風な作風に心揺さぶられ、アンドリュー・ロイド=ウェバー卿による激情を孕んだ壮麗な曲の数々は何度聴いても飽きる事が無い。劇団四季の舞台は勿論、ロンドンのウエスト・エンドにも舞台観に行ったなあ。そう何度も行かれないですけど。

話それました。そんな「オペラ座の怪人」ですが神田さん得意とする曲の筆頭、そのダイナミックな演奏は聴くたび心に響きます。今回の登場予定曲の中に「オペラ座の怪人」があったので、万障繰り合わせ聴きに来た様なものです。

期待通りにコンサート中盤辺り神田さんによる「オーバチュア」で華麗に始まり、ファントム今井さんによる哀切で重厚なミュージック・オブ・ザ ナイト。ラウル中井さんによる癒しの、オール・アイ・アスク ユー ‥‥いやはや感無量の「オペラ座の怪人」いいとこ取りを聴けてしまい眼福ならぬ耳福な、ひと時でしたね。

休憩無し約70分位で、昼の部は終演。
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夜の部の入場まで約1時間ほどの隙間時間あります。ビルボード大阪の近くにあるイタリアのバール風なカフェで小休止しました。

夜の部へ。
昼の部を観察するに、このホールは開演1時間前の開場時間辺り早めに来て、自席でゆっくり飲食を楽しむゲストが多い様子でした。
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夜の部は開演18時。開場時間17時ぴったり位に再び入場します
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夜の部の席。昼の部よりも少々ステージに近くなります。
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夜の部は「エンジョイプラン」で予約。おつまみプレート的な一皿に、赤・白・スパークリングに日本酒のフリーフロー付き。美味しそうだったのと、この日の夕食はこれで済まそうという横着な思惑もあり‥。
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始めの一杯は、やはりスパークリングから。
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つまみプレートも来ました。子持ち昆布に、お刺身、小魚の南蛮漬け、あん肝‥‥分かっていたとはいえ何て酒飲みホイホイな一皿なのでしょう。アテ勢揃い。これは日本酒か??だけど私は日本酒は一応飲めるけど、体質的に酔っ払いやすいお酒だし‥‥
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‥‥などと煩悶しつつ食べていると熟練した雰囲気のスタッフさんがいつの間にか横に立っており、今こちらお薦めしておりますと言いその手には京都伏見の酒蔵「月の桂」純米酒が!もちろん注いで頂きました。「月の桂」は以前ツテで当主に会えて蔵見学もした事のある所で、個人的に親しみもあり。飲み口すっきりとした私好みの味わいです。
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次にチビチビ飲める赤ワインを頂いておき、夜の部開演です。

シニアの方々が今回メイン客層だった為か昼の部よりも若干人数が減り、やや落ち着いた雰囲気に。私の個人的なお楽しみ「オペラ座の怪人」タイムは曲の持つイメージも相まって、夜に、しかもお酒を飲みつつ聴くのは格別な体験になりましたね。

夜の部ならではの「ムーン・リバー」も登場し、僕らの曲です!と前置きのあった「My way」では大盛り上がり。フランク・シナトラですね。

まさに『同期の桜』な熱いお二人の熱唱と、それを背後からガッチリと緻密かつ煌めく演奏で盛り上げた神田将さん。唯一無二の音楽体験になり、心から感謝申し上げます。

飲食しながら観劇てどうなんだろう、落ち着かないのでは?との訝りを吹き飛ばしてくれたビルボード大阪。中井智彦さんもコンサート中に語っておりましたが「ゆったり飲食しつつの鑑賞て良いですね、大体コンサートっていうと、かしこまってジッと座って聴くものって思っちゃいますけど」(←この通りではありませんが、大体こんな事を仰っていました) 全くホントその通り!飲みながら、食べながら鑑賞できるってヨソでは中々あり得ないので。嬉しく楽しい鑑賞中の気分が増幅する効果ありますね。

『喜怒哀楽』でホテル、レストランのサービスに対し辛口で鳴らした神田さんも、後日SNS上でビルボード大阪のバックヤード体制とスタッフさん達を賞賛しており、驚かされました。


新阪急ホテルには10日後に再び宿泊します。ホテルで朝から開催される、とある教室に参加する為。持ち物は欠けた器とエプロンです。

(続く予定)

# by schnee_yuki88 | 2024-02-11 07:30 | 音楽/美術 | Comments(9)

極地研からの御礼

2023.11.21(火)南極の昭和基地から2024年4月に年賀状がもらえる。とTwitter(X)で知ります。
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南極の地図です。昭和基地は右上の一番沿岸な地点

11月21日に届いた白くて厚い大きな封筒。
何だろう?
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国立極地研究所 こと
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極地研から!
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南極地域観測隊などを派遣している国立極地研究所が創立50周年を迎えるにあたり寄付金を募集中。カード払いでも可能、何よりその特典が昭和基地の消印のついた4月に届く年賀状!!自分で動物園で撮ったものはあまり良い写真が無く殆ど投稿していませんが、個人的にペンギン大好きなので、この可愛い消印のデザインにも心を撃ち抜かれました。
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封筒の中に入っていた物はこちら。御礼状、南極と北極の風呂敷、ペンギンとオーロラのクリアファイルです!

最少額5000円で、昭和基地からの4月に届く年賀状とクリアファイルの特典。1万円〜で年賀状とクリアファイルに南極と北極の風呂敷が付きます。南極と北極の地図に興味あったので、風呂敷付きの金額をカード払い(シンガポール航空の陸マイルが付くやつ。笑)で寄付しました。

てっきり来年4月にまとめて届くのかと思っていましたが、クリアファイルと風呂敷は一足先に届くのですね。
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南極風呂敷。有名な昭和基地以外にも今は他に3箇所の基地、計4箇所に基地があるんですね。
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北極風呂敷。グリーンランドて、デンマークの領土なんですねえ。
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昭和基地に時々遊びに来るらしい、アデリーペンギンのクリアファイル。可愛い♪

寄付は2023年12月31日まで受け付けているそうです。10万円〜は「南極の氷」つき!(少々悩みましたがBAR経営とかをしている訳ではないので断念‥)

極地研のTwitter(X)によると本日2023年12月20日の日本時間14時06分に、第65次南極地域観測隊が昭和基地に到着したそうです!

コロナも下火になり、超高額な南極クルーズ等もクレアトラベラー等で目にする様になりましたが。タロ・ジロのお話や南極に行ったオスの三毛猫「たけし」等の話を聞いて育った身としては、南極は個人的に、やっぱりこういう研究者や学者さん達が赴く特殊な地域であり観光で行く目的地ではないのですよね。

しかし夫は生きている内に一度は必ず南極に行く!と豪語しており、貯金もしているそうですが‥それなら70歳くらい迄には行かないとなあ。

それはさておき、来年の4月に昭和基地からの年賀状が届くのが今から楽しみです。


# by schnee_yuki88 | 2023-12-20 17:47 | 雑談/時事 | Comments(6)

山の上ホテルの思い出

「2024年2月13日より当面の間、休館する事となりました」2023年10月23日付で山の上ホテルから発信されたニュースを見て愕然とします。
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休館期間等は未定との事
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若いとき東京に暮らし働いていた当時に何度か食事に訪れたり時々宿泊していた、東京では今や珍しい独立系の小さなホテル。今年2023年2月にも上京する用事あり1泊したばかりでした。

2019年に大がかりな改修工事後リニューアルオープンするもコロナ禍になり、それが明けた後は以前と様相が変わっていて気がかりでした。その時のザワザワした予感は残念ながら的中してしまった訳です。

日本を愛したアメリカ人建築家、W.M.ヴォーリズ設計アール・デコ様式の建物自体は1936(昭和11)年に事業家の佐藤慶太郎により「佐藤新興生活館」として建てられ、太平洋戦争と米軍接収を経てのち1954(昭和29)年に「山の上ホテル」として創業。数多の作家・文化人たちに愛されます。今年2023年で、ちょうど創業70周年。建物が竣工されてからは86年。

お茶の水〜飯田橋の周辺は出版社と印刷会社、大学も複数集まっています。このホテルを初めて知った経緯も、近くに夫の母校がある関係(ホテル真横の某大学ではないですけど)から。
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(ホテル公式HPからお借りしました)
このホテルのワインバー「葡萄酒ぐら モンカーヴ」に、若いころ夫と時々飲みに行っていました。当時は14時頃から開いていたのですよね。こじんまりしたホテルならでは、館内の飲食店が開いている時間であれば好きなレストランのフードメニューを持ってきてもらう事も可能でした。

ホテル開業当初は会員制バーだったそう。お店入口には、このホテルを愛好した作家・池波正太郎の名も連なっている会員プレートが残されています。

コロナ禍中は勿論のこと、明けてからもずっとモンカーヴの「休業いたします」表示は消えず寂しく思っておりましたが、ついぞ復活する事は無く‥。
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2023年2月撮影。この階段を降りて左手奥に「葡萄酒ぐら モンカーヴ」入口。さらに数段の下り階段があり高揚感ある造りにワクワクしたものです。

上記画像の左側、ガラス壁になっているのは「コーヒーパーラー ヒルトップ」10月23日に休館のお知らせが出てから連日大混雑で予約不可につき、今や4時間強(!!)待ちとか?!
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このホテルを好んだ作家の三島由紀夫が寄せた文「ねがはくは、ここが有名になりすぎたり はやりすぎたりしませんやうに」から随分と、遠くに来てしまった様で‥

この「コーヒーパーラー ヒルトップ」へはスワンシューの載ったプリンアラモードお目当てに、今年2月の宿泊時に立ち寄っていました。
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パーラー入口のレトロなタイル
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名物の水出しコーヒー機。12時間かけて抽出、さらに一晩寝かせて深い味わいにしているそう
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その水出しコーヒーと、プリンアラモード
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とても可愛らしいスワンシュー。このシュー以外の物は容器含めてプリンアラモード発祥のニューグランドと雰囲気ほぼ同じかな?などアレコレ思って頂いたのが、今や懐かしいですね‥
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こちらが2022年10月ホテル・ニューグランド横浜のザ・カフェで頂いた、元祖プリンアラモード。やはりスワンシューは載っていなかった様です。
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話を山の上ホテルに戻して、これは夫の頼んだオムライス。端正で、ぷっくりした形の王道な味わい。山の上ホテル休館後も引き続き営業すると発表のあった「レストランヒルトップ 順天堂医院内」でも頂けると思います。そちらには行った事ないので詳しくは分からず、これと全く同じ仕様ではないかもしれませんが。
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薔薇のレースで縁取られたランチョンマットに、磨き込まれたカトラリーも素敵でしたね。

お部屋の様子もご紹介
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6階建の全35室な小さいホテルゆえ、エレベーターは1機しかなく土日祝は外来の婚礼客でいっぱいになり乗れず困った事あり、以降は専ら3階(1-2階には客室無し)指定で宿泊していました。
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レトロな大型の鍵
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封筒や便箋など、紙モノは豊富に部屋に備えられていました。
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↑これは何年前か不明の画像ですが、パンフレットに記載された文言にホロリとさせられましたね。

小さいホテルです でも 心がいっぱい 温かく お迎へし 手作りのもので おもてなし 満足して頂きたいのです』
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どのお部屋にも、薔薇の生花が1本生けてありました。
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これは2014年10月宿泊時の画像。右下に蓋付きの湯呑みが写り込んでいます。2019年リニューアル後は止めてしまった様子ですが以前はスタッフさんが、チェックイン後に部屋でお茶を淹れてくれたのです。旅館を思わせるサービスですね。
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書き文字風の味わい深いフォント達。創業者・吉田俊男の手によるものと思われます。東京は小石川の国文学者の二男に生まれ、"うまいもの"に独特の嗅覚のある、趣味のいい上品な人、だったそう。山の上ホテルそのものの様な。
(参考:「山の上ホテル物語」常盤新平 著 白水uブックス)
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ここは閉館する最後まで、昨今よくある大型ポンプ式のシャンプー&リンスなど置く事は無かったですね。近年はタイのスパブランドPANPURIが置かれていました。ジャスミンの良い香りです。
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よく鏡を見ると、右下に拡大鏡が仕込まれています
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洗い場式でもなくシャワーブースも付いていないですが、必要充分だった小さいバスルーム。飾りタイルがアクセント
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トイレのレバーは、昔からあるこのタイプのがよく流れますよね。ウォッシュレットも見ての通り単純操作、複雑なボタンがズラっと並んでいて悩む事も無かったです。
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堅牢な荷物台
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お茶セット。煎茶の江戸風パッケージが目を引きます。ここのカモミールティが秀逸でした。砂糖を入れずとも香りのみ甘く、飲み口はサラッとしているのです。ネットで探して取り寄せ時々飲んでいます。カモミールティは当たり外れ激しく手ごわいお茶の一つなんですが、コレは個人的に当たり!でしたね。
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2019年リニューアル以降と思うのですが、創業者の味わいある書体で「おみず」と書かれたポットは姿を消し、これまで冷蔵庫の中にガラス瓶入り有料で置かれていた『富士ミネラルウォーター』がペットボトル入り無料のお水になりました。

蛇足ながら、私もとあるBARで出されてから気に入り25年近く?富士ミネラルウォーターを定期購入しています。
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ひとり泊まりした際に女一人でここのBARに入るのは敷居高くて悩み、ルームサービスで頼んだレトロなロングカクテル「バイオレット・フィズ」
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ルームサービスで作家達に好んでオーダーされたという「洋風雑炊」つきプランでの宿泊。じんわり体が温まる優しい味わいに具沢山の豊かな雑炊で、人気あったというのも頷けます。
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また、ある時は「文豪の朝食」つきプラン利用での宿泊。何と「羊羹」も載っています。これが「朝は甘いもの」なる信条あるものの、和朝食にはその要素が無いと長年残念に思っていた私の志向ド真ん中!
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こちらは2023年2月宿泊時の和朝食。綺麗にお盆に入っていた以前と違い、品数が増え過ぎ?「甘いもの」は芋煮(左上)が付いてきたけど微妙にコレジャナイ感あり、また朝からお刺身はちょっとなあ‥と少々残念な印象で。あくまで私の主観ですが。
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2023年2月、久し振りに東京で働いていた頃の先輩と元同僚に会う事に。どうせなら、飲食には困らない山の上ホテルまで来ませんか?と声かけ。お店どこにしよう?と悩みましたが「お肉食べたい」なるリクエストで、時々行った事のある「鉄板焼き ガーデン」に。
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私が時々行っていた当時は人気店だったし週末で混んでるだろうなと行ってみるも、お客は私達のグループ1組だけ!ワインリストも分厚い冊子状だったのが紙一枚になっており、驚きました。お肉は良い焼き加減で充分に美味しかったのですが。 

思えば、かつての山の上ホテルの常連さん達は次々に鬼籍に入られており、その後に新たな顧客層は育たなかったのかも?と思われます。コロナもありましたし‥。
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LINEなどもあり交流は細く長く続いていましたが、実際に会うのは25年振り位の、先輩と元同僚とで乾杯!

食事会のあと何とか数分間、3席を確保してもらいロビー階にあるカウンターのみのBARノンノンで二次会。
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BAR入口。写り込んでいるのは元同僚、この写真は先輩が撮ったものです。私はBAR外観を撮りそこねており、先輩に了解得て画像を頂きました。
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念願のノンノン店内で飲むバイオレット・フィズは格別!(飲みかけ画像で失礼を)
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実は「鉄板焼き ガーデン」入店前に、まだ開店したての空いている時間という事で意を決し一人でBARノンノンに行っておりました。ガーデン食事会後での二次会利用は可能かどうか尋ねたくて。「任務」あればこそ勇気も出ます。案の定ほぼ無人で、カウンター左端の席に座れました。
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その時に頼んだホテルオリジナルカクテル「ザ・ヒルトップ」ウォッカベースで林檎のリキュールを使う強めショートカクテルです。
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カウンター左端席は、かつてこのホテルに缶詰になり執筆した作家諸氏の原稿待ちで数多の編集者達が座った逸話のある席。その名残で、この席のカウンターは塗装が剥げ気味です。
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また左端席の壁には、作家の原稿待ちをする編集者達の整髪料が何らかの作用で壁に染み込んでしまったという跡が!!「色が濃くなっている箇所が、それです」とバーテンダーさんから教えてもらいました。昭和を感じさせる逸話です。

先輩と元同僚は、実は現役の編集者。杉並にある超絶ブラックな小さい出版社で、苦楽を共にした仲‥と言うと大袈裟ですけども。彼女達は現在それぞれ違う出版社勤務。特に先輩の方がこの「壁」に興味しんしん。二次会の時に残念ながら、この席は先客いて空きませんでしたが上記の画像を見て、納得(?)しておりました。

私も思えば当時、飯田橋にある印刷所にギリギリだった原稿出しに行ったりまた別の印刷会社で版下チェックしたりと結構この辺りには縁がありましたね、、。
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ロビー階の一角、BARノンノン前辺りにある池波正太郎のライティング・デスク
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ホテル正面玄関
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正面玄関の横にある、Hill Top Hotel頭文字を掛け合わせたデザインのアイアン
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国際観光ホテルの登録証
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「山の上ホテル」表記の上、緑がちらほら見えていますが、あの辺りに作家の田辺聖子さんお気に入りだったという坪庭付きスイートルームあるんだなぁと。是非一度は泊まりたかったのですが、ご縁は来なかったですねえ‥。
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長いこと何かとお世話になった山の上ホテル。再開は未定ですが、復活を願っております。

(終)


# by schnee_yuki88 | 2023-11-12 17:55 | ホテル | Comments(4)
2022.9.23(金祝)待ち合わせは富士屋ホテルで。「昨年のきょう箱根に行かせて頂いた日ですね。その節はありがとうね」なんて母からのLINEが届き、一年の早さを実感します。昨年の秋分の日は、箱根富士屋ホテル1泊を私の両親にプレゼントしました。
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富士屋ホテルは関東にある私の実家から車で120km片道約2時間の距離。コロナ以降に両親は全く旅行していなかったとの事で、久し振りの温泉旅だそうです。
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私たち夫婦は軽井沢にある万平ホテル(2024年夏まで改装休業中)を朝10時半頃に出立して一路、箱根富士屋ホテルを目指しました。画像の車は先代で、この時18年ほど乗り続けており段々と虫の息でしたが、よく走ってくれましたね。現在は新しい別の車に乗り換えています。
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順調に行けば万平~富士屋は230km、片道約3時間の距離。車のナビが、もう更新できない程に古かったのと土地勘が無かったのでかなり迷ってしまい、気が付けばJR中央線の終着駅(※稀にある大月行きは除く)、高尾駅の前まで来てしまいます。
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そのまま車を道なりに走らせ、私が親元を出て初めて一人暮らしをした懐かしい八王子の街へ。20~24歳の時ですね、今から25年前です。
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少し回り道をして、浅川を渡った所にある住んでいたマンションを探すと、まだありました!マンション真ん前にある時々食事したトンカツ屋さんも健在で、何だか嬉しい。
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八王子ホテル・ニューグランドも健在。ですが今回ちょっと調べてみると、2023年11月30日にクローズとの事。なお横浜にある同名な超有名クラシックホテルとは、全く無関係だそう。大阪にある「大阪帝国ホテル」と「帝国ホテル大阪」みたいな感じ‥??

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箱根湯本駅の特徴あるアーチが見えてきました。これが出てきたら富士屋までは、もうすぐです。

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雨にけぶる富士屋ホテルが姿を現します。

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車寄せ

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万平を出て富士屋に着くまで約6時間、通常時の倍かかりました。首都圏の連休に伴う大渋滞を完全に舐めていましたね、反省+学習です‥。

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ヨレヨレでフロントに向かうと、両親が待っていました。聞けば前日に箱根の別の宿、父が定年退職した会社の保養所に1泊してから富士屋へ来たそう。まずは記念撮影スポットである本館階段の前で、勢揃いの写真をホテルスタッフさんに撮ってもらいます。

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退職したと聞いていた、2005年3月に披露宴開催した時の担当さん、Oさんが復帰されていて驚き!現在は婚礼担当ではないそうですが。彼とも折角なので一緒に記念撮影。

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今回予約したお部屋は改装後に唯一、猫足バスタブを備えている「ヒストリックデラックス・ハリウッドツイン」(長い)
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テレフォン型の混合栓に

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クロスハンドル型の水栓。やはりクラシックホテルは、こうでなくては。笑

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壁が、ほんのりピンク色の漆喰です。フロントから部屋まで一緒に来て案内してくれたOさん曰く、改装工事中に、中からこの色の壁が出てきたそう。それに色を合わせて復元したのだとか。

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ベッド奥にある個室トイレは洗面台と大きな窓もあり、広々~。

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コネクタも一通り揃っており、スマホの充電には困りません。時計はアナログタイプで分かりやすい。

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お水はエコタイプ。最近こういうスタイル増えていますね

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冷蔵庫も、最近増えている引き出し式(?)
幸いにもカラだったので、思う存分に私物を入れられました。笑

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ウェルカム・ペカンナッツ

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一休ダイヤ特典で頂いたホテルグッズの数々。気に入ったので、後でお土産用に、ホテルショップで買い足します。

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2005年3月15日の披露宴会場、カスケードルーム。現在はレストランとして営業中。今晩のディナーは思い出深い場所である、ここで。

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コロナと、私の癌(この時まだウィッグ装着中)を乗り越えての再会を祝し、乾杯です。

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披露宴の時は、画面左側の白鳥の辺りが新郎新婦の高砂席だったなあ。

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一部抜粋でお料理のご紹介

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秋野菜のテリーヌ サウザンアイランド・ドレッシング添え
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ローストビーフ グレイビーソース
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モンブラン仕立てのバニラアイス


父いわく明日は渋滞を避けて帰りたい(自家用車)ので早朝チェックアウトするそう。名残惜しいですが、この夕食を以て、お開きです。
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娘夫婦だけ、披露宴の時は2次会の会場になったBARヴィクトリアへ来ました。確か7年前、改装前に富士屋へ来た時は満腹で寄れなかったのです。
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ホテルオリジナルのカクテル「ヴィクトリア」をカウンターで1杯だけ頂き、部屋へ戻りました。

母からのLINEによると両親は朝一番に朝食をとり、何とまあ7時半にチェックアウトしたそう。娘夫婦はと言えば、朝食時間が終わるギリギリの9時15分頃に朝食会場へ行きました。
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メインダイニング「ザ・フジヤ」での洋朝食です。
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日光金谷ホテルから来た次男坊の婿様で三代目社長、山口正造氏をモデルにしたと言われている柱の彫刻に朝のご挨拶

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朝は甘い物が食べたいので、メニュー右上のペストリー・ブレックファストを選びます。

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季節のスムージー。青汁の様なものだったかな?
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フルーツ&ヨーグルト
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メインプレート。フレンチトースト富士屋風・パンケーキ・シナモントースト

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メイプルシロップをかけました。この甘さで目が覚めます。
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ハム、ソーセージ、温野菜も。サラダも来ましたが温野菜もあるのは嬉しいですね。

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朝食後、10時半頃にチェックアウトしました。

シェパードのフワちゃん(プレートによると三代目社長の愛犬)、またね。

(終)

# by schnee_yuki88 | 2023-09-27 18:07 | 日本クラシックホテルの会 | Comments(4)
2023.8.10(水)プールが好きです。足の立たない深さならもっと嬉しい。しかしそんなプールは日本に殆ど無いと思い込んでいたら、灯台もと暗し「日本クラシックホテルの会」9ホテルの川奈ホテルにありました!でも入れるのは7月後半-8月の1か月ちょっとだけ。

夏休み少々前倒しして関西からわざわざアクセス悪い伊東の山奥にある川奈ホテルまで、渋滞と暑さと戦いつつ自家用車で遠征します。
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大きい!タテ25m、ヨコ13m。

他にもタテ15m、ヨコ11mの浅いプールに、滑り台のある小さな子供用楕円形プールの計3つありました。
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最深部3m。まぎれもなく深いタイプのプールです。「日本クラシックホテルの会」9ホテルの内、こんな深いプールを持っているのは川奈ホテルだけと思いきや、実は箱根の富士屋ホテルの屋外プールも深いタイプであると最近知り愕然とします。

富士屋ホテルの屋外プール(川奈同様に夏だけオープン)も、ゼッタイ制覇するぞ!
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実はその富士屋ホテルにも、日本クラシックホテルの会9ホテル達成特典の無料宿泊券を消化するため今年7月に行きました。屋外プールがオープンする直前頃の宿泊だったんですよね。外から見学だけしましたが、この立て看板を読むと"溜池をプール"に?!ワイルド過ぎる。

外観もホントにプール?みたいな雰囲気で、水色の扉を乗り越えてまで見学する勇気は(いやダメでしょそれ)出ませんでしたね。

2023年は7月15-8月27までオープンしている今の屋外プールは、こんな様子らしい↓
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(↑富士屋ホテル公式からお借りしました)
 
深さ2.5m!!

川奈ホテルのプールに話を戻し。
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川奈ホテルのプールに設置されていた飛び込み台。コレにチャレンジャーな子供達がドボンドボンしまくり、周囲は大変騒がしくて参りました(写真はプールの閉まる直前頃に撮影)。

富士屋ホテルのプールにはホテル公式画像を見た感じ飛び込み台の設置は無さそうなので、そちらに静けさを期待する事にします。

川奈ホテルのBARで飲んでいた時に、近くのテーブルから「ここのプールは、昔の東南アジアのホテルとかにあったプールに雰囲気似てるんだよね」なんて会話が聞こえてきて、内心、そうそうと頷いておりました。まさにその同じ様な理由で川奈のプールが気になり、わざわざ遠征しに来たのです。
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プールサイドで、グレープファンタなど頂きます。残念ながらシャンパンは無し。
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よく手入れされた足当たりの良い芝ですが、プール入るとき足裏に草が付かない様に、こんな仕掛けが。なるほどです。

深いプールを偏愛しているのは、川奈のBARで耳にした通り、昔の東南アジアのホテルやコンドにあったプールの面影を感じられるからかもしれません。まぁ日本の夏のプールは子供たちに占拠されて、もれなく騒がしいのですが。苦笑 

浅いプールでは夏の暑い日差しに水温が生ぬるくなってしまいがちですけど、深いプールはヒンヤリと水の心地良い冷たさを感じられるのが何より好きですね。頭から足まで、全身すっぽり"水"を感じる事ができます。海と違って、危険も少ない。笑
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プール・ロッカーのキーホルダーです。
格好イイ。
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チェックイン時刻前に到着したので、お目当てのプールを眺めつつ、サンパーラーでシャンパンを頂きました。
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お供にメロンパフェ。大好物の青肉メロンがこれでもかと載っており、ジューシーで食べ応え満点でしたね。

7-8月あまりの暑さに夏バテしてダメージ受け体調崩しがちでしたが、やっと夏も終わりに近づき、ようやくのブログ更新です。

# by schnee_yuki88 | 2023-08-26 12:15 | 日本クラシックホテルの会 | Comments(8)

関空ベースに国内と海外、ちょっと大人旅を綴ります。ホテル、レトロ建築、プール、旅客機、乗り鉄、船。カクテル、ワイン筆頭に酒類愛好。細麺と猫好き


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